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挨拶状のいろは - 挨拶状の基本形式

挨拶状の基本形式

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頭語と結語

頭語とは、手紙の冒頭に書く「こんにちは」などの挨拶にあたる言葉です。また結語とは、手紙の結びに書く「それではまた」などの挨拶にあたる言葉となります。
頭語と結語は、用件や相手方との関係を考慮して、適したものを選ばなければなりません。さらに、「拝啓」には「敬具」というように、頭語と結語はセットで用います。組み合わせを間違えてしまうと、マナー違反になりますので注意しましょう。下表が頭語と結語の組み合わせ表です。

文書の種類 頭語 結語
一般的 拝啓、拝呈、啓上 敬具、敬白、拝具
丁寧な手紙 謹啓、恭啓、粛啓、謹白、謹呈 敬具、謹言、謹白、敬白
緊急の手紙 急啓、急呈、急白 早々、敬具、拝具、草々
返信 拝復、復啓、謹復 敬具、敬白、拝具、拝答
再信 再啓、追啓、再呈 敬具、敬白、拝具、再拝
略式 前略、冠省、略啓 草々、早々、不備、かしこ

また、年賀状、暑中見舞いなどの季節の挨拶状、お見舞い、弔事などの挨拶状には、頭語と結語は不要となります。

時候の挨拶

頭語の後にくるのが時候の挨拶です。
時候の挨拶には「早春の候」のような漢語調の表現と、「春光うららかな季節となりましたが」のような口語調の表現があります。企業様向けの挨拶状では、一般的に漢語調で短くまとめることが多いです。口語調の方がやわらかく親しみのある表現となるため、相手方との関係に合わせて使い分けるとよいでしょう。
また、挨拶状では時候の挨拶の代わりに「時下」という言葉を用いる場合があります。「このところ」などの意味合いを持つ言葉なので、季節を問わず使用することができます。

時候の挨拶(一例)

下表が企業様向けの時候の挨拶の一例です。
「立春」などの時期の目安を記載させていただきましたが、その年によって異なるため、「頃」とさせていただきました。また、「晩冬」のような「冬の終わり頃」を意味する言葉は、目安は2 月下旬などと言われておりますが、その年の気候や送る地域などに合わせてご使用いただいて構いません。

漢語調 漢語調
表現 時期の目安 表現 時期の目安
1月 新春の候 1月1日~1月7日 7月 小暑の候 7月7日頃
初春の候 大暑の候 7月23日頃
小寒の候 1月5日頃 盛夏の候  
大寒の候 1月20日頃 猛暑の候
厳冬の候   酷暑の候
寒冷の候 炎暑の候
2月 立春の候 2月4日頃 8月 立秋の候 8月7日頃
春寒の候 立春以降の寒い時期 残夏の候  
残寒の候 晩暑の候
梅花の候   暮夏の候
晩冬の候 晩夏の候
晩冬の候 初秋の候
3月 仲春の候 3月6日~4月5日 9月 白露の候 9月8日頃
春分の候 3月20日頃 秋分の候 9月8日頃
早春の候

  新秋の候  
浅春の候 野分の候
弥生の候 秋桜の候
軽暖の候 秋涼の候
4月 春眠の候 上旬 10月 寒露の候 10月8日頃
春暖の候   霜降の候 10月23日頃
陽春の候   紅葉の候  
桜花の候 秋麗の候
春風の候 秋冷の候
惜春の候 秋雨の候
5月 立夏の候 5月6日頃 11月 立冬の候 11月7日頃
暮春の候   菊花の候  
薫風の候 落葉の候
新緑の候 晩秋の候
若葉の候 深秋の候
緑風の候 向寒の候
6月 初夏の候   12月 大雪の候 12月7日頃
入梅の候 冬至の候 12月22日頃
梅雨の候 歳末の候 下旬
紫陽花の候 寒冷の候  
薄暑の候 師走の候
向暑の候 霜夜の候

先方の繁栄を喜ぶ言葉

頭語、時候の挨拶の後に書くのが、先方の繁栄を喜ぶ言葉です。慣用的な表現にはなりますが、挨拶状において相手方の繁栄を喜ぶことは大切なマナーです。
先方の繁栄を喜ぶ言葉は、送り先が企業様なのか個人様なのかで使い分けるとよいでしょう。下表が相手方の繁栄を喜ぶ言葉の一例となります。

会社・組織向け
貴社
貴店
貴校
皆様
(省略可)
には
におかれましては
ますます
いよいよ
なお一層
ご清栄
ご隆盛
ご隆昌
ご繁栄
ご繁盛
ご盛栄
ご発展
のことと お喜び申し上げます
お慶び申し上げます
個人向け
○○様
先生
(省略可)
には
におかれましては
ますます
いよいよ
ご健勝
ご清祥
ご活躍
のことと 存じます
お喜び申し上げます
お慶び申し上げます

また、見舞い状やお悔やみ状など相手が明らかに喜ぶべき状況にないとわかっている場合は、繁栄を喜ぶ言葉を書くことはマナー違反となります。

日頃の感謝の言葉

先方の繁栄を喜ぶ言葉を書いた後に、本題に入っても構いませんが、日頃の感謝の言葉を記しておくと、より丁寧な挨拶状に仕上がります。また、日頃付き合いが少なく連絡が久しい場合、感謝の言葉の代わりとしてご無沙汰している事に対するお詫びの言葉を記すとよいでしょう。
下表が感謝の言葉の一例です。挨拶状の内容によって組み合わせましょう。

平素は
日頃は
毎々
いつも
常々
格別の
なにかと
ひとかたならぬ
ご高配
ご愛顧
ご厚情
ご配慮
ご厚誼
ご芳情
お引き立て
お心配り
を賜り
にあずかり
をいただき
誠にありがとうございます
心から感謝申し上げます
厚く御礼申し上げます
先日は
過日は
このたびは
過分の
身に余る
お引き立て
お心遣い
お心配り
お祝いの品
を賜り
にあずかり
をいただき
誠にありがとうございます
心から感謝申し上げます
厚く御礼申し上げます

主文

主文では挨拶状の本題を書きます。いきなり本題に入ってしまわないよう「さて」「この度」などの言葉を用いてから本題に入ります。
また結論をまとめる時には「つきましては」、内容を補足する時には「なお」という言葉を用いると、話の繋がりがスムーズになります。

結びの挨拶

挨拶状では、末文に「今後の支援、愛顧をお願いする言葉」や「相手の健康、繁栄を祈る言葉」、「用件の要旨をまとめた言葉」を用いて結びの挨拶としています。
これらも慣用的な表現を用いることで、丁寧な挨拶状に仕上げることができます。下表が結びの挨拶の例ですので、内容に応じて使い分けてください。

会社・組織向け
今後とも 何卒
変わらぬ
倍旧の
ご愛顧
お引き立て
ご高配
ご指導
ご支援
ご鞭撻
の程
を賜りますよう
よろしくお願い申し上げます
相手の健康、幸福、繁栄を祈る言葉
末筆ながら皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます
皆様のますますのご健勝を心よりお祈りいたしております
時節柄何卒ご自愛ください
用件の要旨をまとめた言葉
まずは 書面にて
略儀ながら書面をもちまして
書中をもって
ご通知
ご案内
ご挨拶
お願い
お返事
ご報告
お詫び
お祝い
お見舞い
お礼
まで
申し上げます
取り急ぎ (省略可)
書面にて
書中をもって

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